福島第一原発で中断している溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しをめぐり、再発防止策などを取りまとめていた東京電力は、きょう9月2日にも齋藤経産大臣に、報告する見通しです。
福島第一原発2号機では、8月22日、燃料デブリの試験的な取り出しが予定されていましたが、作業員が装置を押し込むパイプの順番を間違えたため、中断されていました。
東電によりますと、パイプは7月に並べられて以降、1か月近く並び順が間違ったままだったとみられています。また、作業は協力企業が行い、東電の社員は、立ち会っていませんでした。
東電の小早川社長は、こうした調査結果と、再発防止策について、2日午後にも、齋藤経産大臣に対し、報告する見通しです。














