結局そのまま大差をつけて圧勝。
デビューから8連勝を飾り、まさに岩手の同世代では敵なしを証明しました。
デビュー当時から調教を担当しているのは菅原辰徳騎手です。

(菅原辰徳騎手)
「2歳の頃は気性の面で幼い部分があったんですけど、精神面で大人になってきたなって感じもありますし」

フジユージーンの成長には目を見張るものがあると振り返ります。

(菅原辰徳騎手)
「これもっと本気出したらどれくらい動くんだろうといつも思うくらいすごい加速力がありますね」

きのうの調教でも元気いっぱい。
軽めの調教ながら大きなストライドで好時計を刻んでいました。


水沢競馬場で調教を取材している岩手競馬専門紙ケイシュウニュースの深田桂一トラックマンは、岩手の名馬を引き合いに出すほど高く評価しています。

(深田桂一さん)
「かつてのメイセイオペラやトーホウエンペラーのような活躍を期待する所ですけれども、この夏はなにひとつ心配なところがないそうですから、もっと力が出せると思いますね」

多くの関係者が活躍に期待が寄せるフジユージーン。
期待しているのは、馬の潜在能力を見出し育成プランを管理している瀬戸幸一調教師も同じです。