富山県議会の立憲民主党・県民の会が31日、旧統一教会との関係を絶つよう新田知事に要望しました。新田知事はどう答えたのでしょうか?

県議会9月定例会を前に立憲民主党・県民の会が、新田知事に補正予算の要望を行いました。この席で、菅沢裕明(すがさわ・ひろあき)会長は、旧統一教会に対する新田知事の認識について批判しました。

立憲民主党・県民の会 菅沢裕明会長:
「定例会見のなかで『コンプライアンス上の問題が、あれば見直す』とか、『問題がある組織であれば付き合いを考え直す』とも述べられて、私はそのような一般論では、これは対処が難しいのではないか。その実態は、相変わらず霊感商法や高額献金、集団結婚というふうな反社会的なカルト集団としての本質は変わっておりません。より明確に、県民の皆さんの知事への期待としては、いわゆる絶縁宣言をしっかりしていただくべきだ、という段階ではないかと思っています」

新田知事:
「菅沢会長はじめ立憲民主党・県民の会のみなさま方には日頃から…」

カメラの前では知事は旧統一教会については触れませんでした。

要望が終わった後、菅沢氏は…。

記者:
「(知事からは)どのように言われたのか改めて聞かせてください」

立憲民主党・県民の会 井加田まり幹事長:
「『国のほうの調査では反社会的とまでは言い切れない』という段階だと」

立憲民主党・県民の会 菅沢裕明会長:
「国の調査では反社会的とまでは言い切れないと」
「『そのことについては現在、政府の公式見解も出されていないように思う』と。『したがって旧統一教会ないしはその関連団体の付き合いについては、そういった見解を待つ』というお話でしたよね」
「断絶宣言を明確に県民の前ですべきだというふうに思いますね。そういうことに至らない知事の認識について大変残念に疑問を持った次第です。国政のレベルにおいてはすでに重大な問題になっておりまして、自民党なんかも断絶宣言をしているわけですから、私はそういう意味では、知事のそういう『国の見解を待つ』などというその姿勢は、認識不足も甚だしいと私は思いますね」