“きょうだい児” 国内に660万人と推定…

「ヤングケアラー」は、家族の介護や日常生活の世話を過度に行っていると認められる子どもや若者のことをいいます。国・地方公共団体等が支援に努めるべき対象として、子ども・若者育成支援推進法で定め、国などによる実態調査も進んでいます。

一方で “きょうだい児” は、必ずしも直接的な世話やサポートが発生しないものの、親の役割を手伝ったり、きょうだいの介助を担っていたりする場合があります。

そうした “きょうだい児” は、国内に660万人前後いると推定されています。

しかし、ヤングケアラーとは異なり “きょうだい児” について具体的な調査は行われていないため、実態が掴み切れていないのが現状です。