商社を辞めてエッグクラフト普及へ
子どもの頃から続けてきたエッグクラフトの魅力を広めたいと菊地さんは58歳で、勤めていた商社を退職しました。

菊地克三さん:
「妻からは何をお父さん言ってるの、夢みたいなことと。猛反対でしたね。(最初は)物置を改造した小さな部屋で。近所の子どもたちが、学校帰りに寄って行ったりしました」
口コミで徐々に評判となり学校行事やショッピングモール、さらに県外のイベントにも招かれるように。東日本大震災の被災地にも足を運びました。ワークショップに参加したある親子からの言葉が忘れられないと言います。

菊地克三さん:
「お地蔵さんを作って、震災で犠牲になったおばあちゃんの仏壇に飾ったんだそうです。悲しい気持ちがすっと消えましたというメールをもらい感動した」