今が旬の南国の果実「ドラゴンフルーツ」。さっぱりとした甘みとみずみずしい果汁が特徴です。しかし消費期限は持って“2日”。日持ちしないことが生産者にとっての悩みです。そんな課題を解決しようと立ちあがったのは中部農林高校の5人の生徒たち。

ドラゴンフルーツの冷凍技術を研究する県立中部農林高校の生徒ら

▽前當叶希さん
「保存性が悪く日持ちしないなどの原因があって、加工品に回しづらかったりなどいろんな課題がある。どういう風に解決していくか、という思いから研究を始めさせていただきました」

▽伊波心陽さん
「農家さんの困りごとを解決することを、研究の一番大事な目標にしています」

保存性を高める挑戦…急速冷凍の技術

そこで挑戦したのが急速冷凍の技術。ドラゴンフルーツを急速冷凍。超低温冷凍庫にで、“ドライゴンフローズン”にしてしまいます。

製品にする際にまず乾燥させたあと、超低温でアルコールに漬けることによって、即時に全体を均一に冷凍することができるといいます。

超低温冷凍庫にドラゴンフルーツを投入する

しかしドラゴンフルーツは85%が水分。冷凍後の解凍で、栄養分を含んだゼリー状の「ドリップ」が出てしまうのが課題でした。見た目や食感が悪くなってしまうのです。

しかし…