8月岐阜県で行われた全国高校総合文化祭の放送部門で、最高賞に輝いた盛岡一高の生徒が28日、岩手県教育委員会を訪れ、受賞を報告しました。

28日は作品を製作した盛岡一高放送委員会の3人らが受賞を報告しました。
最高賞に輝いたのは、東日本大震災後のIBCラジオの実際の音声も使い制作した作品、「伝え続けた、108時間」です。
当時3、4歳だった生徒たちは、取材を通して震災の記憶を伝えていくことの大切さを感じたといいます。

(盛岡一高 阿部あずささん)
「私たちは記憶がほとんどない世代ですが、それでも伝え続け、絶対こういうことを繰り返さない、防災の意識を高めていかなきゃいけないというメッセージが全国のみなさんに伝わったと思います」
佐藤一男教育長は受賞は、震災に向き合い丁寧な作品作りをしてきた成果と喜び、今後の活動に期待を寄せていました。