全国で続くコメの品薄。27日、農水大臣は9月には新米が出回るため、「順次回復していく」との見通しを示しました。一方、都内の精米店の代表は、苦しい現場の事情を明かしました。
「100万円くらいリスクを背負う」収穫を前倒しする農家も

農家は、精米を急いでいました。米は、きのう収穫したばかりです。
山梨県北杜市の農家では、東京など全国の消費者からの問い合わせが相次いだため、例年より作業を1週間ほど前倒したそうです。

望月農業センター 望月茂喜代表
「消費者のもとに早く届けたいという思いから1週間早く刈った」
一週間早く刈ることで稲穂の半分ほどしか商品にならないため、収穫量が落ちてしまうリスクがあります。
望月農業センター 望月茂喜代表
「きのう刈った分で100万円くらいリスクを背負う。消費者の方が喜んでくれれば、消費者があって私たちの米作りも成り立つので」