盛岡文士劇実行委員会が27日開かれ、2024年の演目や出演者が正式に決まりました。盛岡市在住の直木賞作家、高橋克彦さんが9年ぶりに出演します。

27日、盛岡劇場で開かれた実行委員会では今年の演目や出演者、今後のスケジュールなどについて協議が行われ承認されました。

現代物の演目は作家・森浩美さんの小説を原作にした「柱の傷は~背っこくらべっこ~」。
家の建て替えを考える一家が、思い出のつまった住まいを通して家族の絆を確かめる物語です。
フリーアナウンサーの高橋佳代子さんや、IBCの大塚富夫アナウンサー、神山浩樹アナウンサーらが出演します。
一方時代物は、中尊寺金色堂九百年「平泉への道藤原清衡物語」です。

(道又力さん)
「もちろん中尊寺金色堂は有名だが、なぜ金色堂ができたのかとか、造った人はどういう思いで造ったのかとか、その歴史的背景とか、意外と知られていないんじゃないかと思って。見たお客さんがなるほど、平泉はこういう成り立ちがあるんだという風に、腑に落ちてくれればいいなと思っています」

出演者には、脚本家の内館牧子さんや、作家の井沢元彦さん、若竹千佐子さんらが名を連ねています。
そして、1995年に盛岡文士劇を復活させた発起人である、作家の高橋克彦さんが、9年ぶりに舞台に立ちます。

2024年の盛岡文士劇は、11月30日・12月1日の2日間、計4回公演で、チケットは10月3日に一般発売されます。