身近なものが凶器に…傘は壁に突き刺さった

さらに、風で飛ばされるものにも危険が。宇治市にある京都大学防災研究所。

(夏目みな美アナウンサー)
「窓ガラスによく使われている厚さ5ミリのガラスを使用します」

風圧で物を飛ばすことができる装置を使って実験してみました。傘が秒速30mで飛んできたと想定し、ガラスへ発射します。

(夏目アナウンサー)
「すごい。一瞬の威力。ええ~っ!?傘がガラスを突き抜けて、奥の壁に刺さっています。これが住宅の窓ガラスで、中に人がいたと思うとぞっとしますね」

(京都大学 丸山敬名誉教授)
「風の力(衝撃)は速度の2乗に比例して大きくなるので、10m/秒の風より20m/秒の風は4倍(衝撃)力が強い。スピードが上がるということはすごく衝撃力としては大きくなってしまうので、その辺にあるようなものでも非常に危険なものになってしまう」