人口減少や少子化への対策の一環です。大学の卒業などを機に宮城県を離れる若い女性が多い現状を打破しようと、女性が働きやすい環境を作るためのプロジェクトチームが26日、発足しました。
このプロジェクトチームは、人口減少や少子化への対策として、女性が県内に住み、働き続けられる環境を作ろうと結成されました。

発足式ではプロジェクトのメンバーである県内の女子大学生6人に、仙台地方振興事務所の職員から委嘱状が渡されました。
宮城大学2年 渡辺那菜さん:
「同じような不安を抱えている方たちに『こんな考えがあるよ』とか、『一緒に一歩踏み出してみない』というアプローチができたら」

2022年の国勢調査によりますと、県内から県外へ転出する女性の数は20歳から24歳までがおよそ1万4000人と各年代で最も多いということです。
プロジェクトチームは今後、地元企業などと一緒に女子大学生ならではの視点を取り入れたイベントを企画していくことにしています。