適切な負荷や食事の改善で筋肉痛予防
では、筋肉痛が起こりにくい、ひどくならないために身近にできることはあるのでしょうか。
長田整形外科クリニック・長田茂樹医師:「筋肉痛が起こりにくい体を作るためには、以下のことが効果的です」

①適切な負荷:初心者はいきなり激しい運動をするのではなく、徐々に負荷を上げていくことが大切。
②ウォーミングアップ:運動前に必ずしっかりと体を温めることで、筋肉の柔軟性を高め、損傷を防ぐ。
③クールダウン:運動後にストレッチを行うことで、筋肉の緊張を解きほぐし、回復を促す。
④バランスの取れた食事:タンパク質を十分に摂取することで、筋肉の修復をサポート。
⑤十分な睡眠:睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復が促進。

長田整形外科クリニック・長田茂樹医師:「久しぶりにスクワットをすると太もものあたりが筋肉痛になりますが、1週間に1回程度のペースでかつ、同じ強度で繰り返し継続していると筋肉痛は起こらなくなります」

よく耳にする「筋肉痛が遅れてきたから年を取った」という話、医師に聞いてみると単に加齢が原因ではありませんでした。
実は若い頃より運動の機会が少なくなったことで筋肉の損傷が大きくなり、回復までの時間も長くなるため、筋肉痛が遅れて生じるということです。
急な運動によるつらい筋肉痛を防ぐためにも、日頃から適度に運動する習慣をつけることが大切です。