強い台風10号は、日本の南を1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。
今後、台風は日本の南を発達しながら北西に進み、27日以降、西日本や奄美地方に接近する見込みです。また、台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が西日本から東日本の太平洋側を中心に流れ込む見込みです。

強い台風10号は、26日9時には日本の南の北緯27度10分、東経133度40分にあって、1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。
中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の北東側390キロ以内と南西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は、12時間後の26日21時には奄美市の東約270キロの北緯27度50分、東経132度10分を中心とする半径55キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想されます。予報円の中心から半径140キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。