特殊詐欺の被害を減らそうと静岡県警は8月29日、幹部らが集まって戦略会議を開きました。相次ぐ発生で、いわば“緩み”が出ている特殊詐欺への危機感をどう持ってもらうのか。様々な取り組みが展開されています。
8月25日、静岡市清水区の金融機関を訪れたのは、地元の防犯ボランティアの高齢者たち。
「こんにちは、防犯パトロールです。振り込め詐欺の被害が多いので来ました」
静岡県警は2022年度、詐欺にあいやすい65歳以上の女性を重点ターゲットにした「さくらセーフティ作戦」を展開、地元の高齢者と連携して呼びかけ活動を実施しています。警察が高齢者に協力をお願いしている背景には、特殊詐欺を「自分事」として捉えてもらう狙いもあります。
<清水警察署地域安全推進員 山脇克夫さん>
「皆さん気を付けているが相手の方が一枚も二枚も上手。同年代が被害にあうと心が痛い」
2022年もハイペースで増え続ける特殊詐欺の被害。件数、被害金額ともに2021年を上回っています。なぜ、被害は減らないのか?背景の一つに「気の緩み」があると考えられます。
<清水警察署 鈴木武 生活安全課長>
「すでに10年以上たっていて危機意識がだんだん薄れてきている。危機意識を持ってもらいたい」
浮かび上がってきた課題を、どう乗り越えていくのか。
<静岡県警生活安全部 原田達彦参事官>
「騙されないための対策、だまされても取られないための対策、騙されても金融機関で止める対策をしていきたい」
29日、静岡県警本部で開かれた戦略会議では、現状、ATMを悪用した特殊詐欺の被害が目立つことから、金融機関での声掛けなどを強化する方針が示されました。
地域住民と金融機関を連携相手の二本柱に据えて、県警は狙われやすい高齢者を守るため、二の矢、三の矢を放ち続けていきたい考えです。
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