子どもは保育園、両親はテレワークで仕事

森さん一家は、都心ではできないような農業体験や星空観察などに魅力を感じ、保育園留学を決めたといいます。たけるちゃんは、保育園で遊んだり、村で生産された米や夏野菜が使われた給食を楽しんだりして、地元の子どもたちと同じように過ごしていました。

留学期間中、家族は、ネット環境が整った一棟のゲストハウスで過ごしていて、子どもを保育園に通わせている時間、両親はテレワークで仕事をしています。

父・喬さん「色んな人と子どもが触れ合いながら、片方で仕事ができるのはありがたいなと思いました」

この留学を通して、たけるちゃんにも変化があったと言います。

母・志歩さん「ほかの住民の方に自分から『こんにちは』と言っていたりするので、自分から関われるようになってきたんだなというのが見えてきたところではあります。子どもの中でもすごく楽しく過ごせている部分があっていいなと思います」

鮫川村・鈴木大介副村長「人口減少が進む中でも、村の魅力をしっかり発信して、たくさんの人に来ていただく。そのことによって村が活性化する、来た人も、そしている人も幸せになる、そういうところに力を入れていきたいという風に考えております」

保育園留学は、2歳から未就学児まで利用でき、鮫川村では、今後も保育園留学の受け入れていくということです。なぜ、こうした取り組みが始まっているのでしょうか。