自動車部品などの製造を手がける福島市のNOK福島事業場と、立地する永井川地区が、21日、地域住民の迅速な避難のため、新たな防災拠点として協定を結びました。

福島市南部にあるこの地区は、2019年の台風19号で近くを流れる川が氾濫し、100世帯あまりの住宅が水に浸かる被害が出ました。最寄りの避難所は、およそ2キロ離れた場所にあり、お年寄りの避難が難しい環境にありました。

今回の協定でNOKが新たな避難所になることで、避難所までの距離がおよそ1キロに短縮され、災害時の迅速な避難につながります。

NOK福島事業場は、地域の防災拠点として住民の安心安全に貢献したいとしています。