8月6日に神宮球場でプロ野球の始球式に臨んだ東京都の小池百合子知事。ボールを投げる時に踏み出した左足を滑らせ、バランスをくずして膝関節を剥離骨折しました。

約2週間ぶりに登庁した小池都知事(19日)

思いがけないケガを避けるには

思わぬトラブルに遭わないため、普段どんな運動や心構えが必要なのか専門家に伺いました。

訪ねたのは中日ドラゴンズで2022年まで19年間、選手たちにトレーニング指導をしていた宮前岳巳院長の鍼灸院。

小池知事の始球式について。

(宮前岳巳院長)
「しっかり準備されていたと思うが、マウンドで投げることに慣れていないので、足がちょっと滑ったというのが骨折の一番の原因だと思う」

宮前院長の見立てでは、傾斜のあるマウンドで下半身の踏ん張りがきかず、バランスを崩した。
靴底が滑りやすい素材だったかもしれないが、普段は経験することがない傾斜のあるマウンドでの対応がうまくできなかったからと思うということです。