アパレル業界に興味や就職を考えている学生を対象にした仕事の体験ツアーが20日雫石町で行われ、参加者は体験を通じてものづくりへの理解を深めました。

この取り組みはアパレル産業の魅力を知ってもらおうと、岩手県と若者の就職活動を支援する盛岡市の「ジョブカフェいわて」が共同で初めて開催しました。

20日は、ファッション関連会社やアパレル業界の就職に関心のある県内外の大学生4人が参加しました。
体験ツアーでは、雫石町でホームスパンの制作・販売を行う工房「旅する羊」を訪れ、大学生が整経台と呼ばれる機械を使って、織物を織る糸を整える体験をしました。
参加した大学生は現場の見学や作業体験を通じて、ものづくりの魅力に理解を深めていました。
(盛岡大学2年 眞山日向さん)
「好きなことを職にしてもいいんだなと考え方が広がりました」
(宮城学院女子大学3年 昆野和佳さん)
「ものづくりの現場を間近で見ることが今までなかったので、普段着ている服がすごい労力がかかっていることを実感できました」

ツアーは21日まで行われ、盛岡市で織り機を使ってコースター作りを体験する予定です。