岩手県内に上陸した台風5号による被害の発生から19日で1週間です。
三陸鉄道は一部区間で運転が見合わせになっているほか、道路の通行止めも一部で継続していて影響が続いています。
三陸鉄道のリアス線は田老駅から南西に3キロ離れた地点で、レール下の盛り土が大雨による河川の増水で崩れました。

このため、宮古駅と田老駅の間でバスによる代行輸送が行われていて、久慈駅と田老駅の間は本数を減らして運行しています。
現時点で復旧のめどは立っていないということで、お盆の観光シーズンを直撃した台風による被害で利用者も困惑していました。
(東京からのの観光客は)
「宮古から田老の間が乗れなくて、代行バスかと思って台風大丈夫かなと思っていたけどやっぱり駄目だった」

「せっかくならきれいな景色があるので最後まで乗りかったです。乗れないのは残念ですけど早く直るといいですね」
また、岩泉町と野田村では、県が管理する3路線の道路合わせて4か所で通行止めが続いています。

なお、岩泉町で発生した断水、久慈市と岩泉町の住民の孤立は、いずれも16日までに解消されています。