毎年、お盆に宮城県石巻市の和渕地区で行われている夏祭りがあります。商店会を中心に地域の人たちも協力し、およそ8000個の灯ろうを作り祭りでともします。

和渕商店会が運営する夏祭り

旧北上川沿いにある石巻市和渕地区。駅前には美容室や衣料品店などの商店が軒をつらね和渕商店会が夏祭りの準備や運営を担ってきました。

今年も商店会の一角でお祭りの準備が行われていました。衣料品店を営む相澤孫克さん(66)和渕夏祭りの運営に携わって約40年になります。

相澤孫克さん:
「和渕の町って(住んでる人)260戸くらいなんです。その260戸の中でやっているお祭りとしては自画自賛なんですが、もしかしたら日本一のお祭りなのかと思っています」

相澤孫克さん

毎年お盆の8月15日に行う和渕夏祭り。地域住民の交流のためおおよそ60年前に始まりました。灯ろうに火を灯し先祖の供養を祈ります。

しかし、商店の数が3分の1に減り商店会だけでは運営が困難になりました。

相澤孫克さん:
「なかなか継続は難しいってことで、地域の方々に手伝ってもらって、地域の方もすごく楽しみにしている方も多く、協力的に手伝ってもらって運営しています」

地域の人:
「みんな好きですね。お祭り大好きな人ばっかりです」
「7月に入るとね、皆そろそろ始まるねって楽しみにしてます」