山口県周南市の大津島で中学生らが平和へ願いを込めました。
大津島は、かつて人間魚雷・回天の訓練基地があった島として知られます。
遺族や市内の中学生などおよそ80人が、鐘を鳴らして平和を祈りました。

鐘は、1943年に周防大島沖で原因不明の爆発で沈没し、1000人以上が死亡した戦艦「陸奥」の一部を使って作られたものです。
この活動は、戦争のない平和な世界を目指そうと、ユネスコが毎年この時期に日本各地で行っています。
中学3年生
「日本はいま平和なんですけど、日本だけじゃなくて、世界中の平和を願って鐘を鳴らしました。平和な日本に生まれたことに感謝して、これから1日1日を大切に生きていきたいと思いました」
徳山ユネスコ協会 師井弘 会長
「これ(活動)をやはり今からも若い人たちにどんどん伝承して、そして永遠に続いていくことを私は願っています」
参加者たちは海に散った若者に思いをはせて平和への誓いを新たにしていました。