抗がん剤治療中、梅宮アンナさん「正しい情報の見極めが必要」

上村彩子キャスター:
異変に気づいたきっかけは、梅宮さんからもお話がありましたが、ご自身の右胸の異変があったそうです。右胸のサイズが異常に小さくなっていると気づいたのが今年の5月。去年7月に人間ドックを受診されていました。

そして異変に気づいて、その後すぐに病院を予約、マンモグラフィー、MRIなど検査しましたが、乳がんの影は映っていませんでした。しかし、組織を4か所採取し検査したところ、全てでがんが見つかりました。「浸潤性小葉がん」ステージ3Aと診断されました。

そして現在の治療についてです。手術前の抗がん剤治療をされています。2週間に1回のペースで抗がん剤を投与予定。今日も午前中に2回目を投与してきたということです。

井上キャスター:
毎年人間ドックを受けていらっしゃって、PET検査が必要だっていうことも書かれてましたし、今後どういう治療計画を?

梅宮さん:
私の場合はもう既に、がんのサイズが大きかったので、手術は後になります。うまくいった場合の話なんですけども、抗がん剤の期間は6か月間になります。3週間に1回の計算で、6か月なんですね。私の場合はいろいろ検査して、抗がん剤を投与するっていうことに対しての体がどこまでちゃんと対応できるかっていう検査がすごく細かく行われるので、心臓が強い・弱いとか、あと年齢とかにも関係してくるんですけど、やっぱり体が強くないと抗がん剤に打ち勝つことができないんですね。
私の場合は体がどこも今、他に転移もなく、一応心臓も強いということで、先生が2週間に1回でやろうというところなので、場合によっては2週間に1回、ずっとうまくいけば4か月で抗がん剤が終わる計算になります。

ホランキャスター:
その人その人によって、治療の工程も皆さん違うので、いろんな話であったり資料を見聞き読んだりして、ちょっと違うということに、驚いたり怖くなってしまう方もいらっしゃるかと思うんですけど、人それぞれだということですね。

梅宮さん:
やっぱり今一番大変だなって思うのが、情報があまりにも溢れていて、そこで正しいものと違うものの見極めがやっぱり必要なんです。
私、結構見極められちゃうっていうか、書いてあることでも「これはでたらめ」みたいな感じで、あんまり感化されない方だったので。やっぱり本当に一番良いのは、先生に相談することなんですね。どんどん調べていくと、どんどんはまっていって、どんどんメンタルが落ちてしまう。なので、あまりインターネットの情報を全て鵜呑みにするのはちょっと良くないかなと思う。私も最初の頃はいろいろ調べていたんですけど、あんまり最近見なくなって、はい。

ホランキャスター:
梅宮さんご自身が、この情報はあってるな、間違ってるなというのがわかるというのは、過去のご経験などで?

梅宮さん:
そうですね。大体ご飯屋さんでも、皆さんいろいろ書き込むじゃないですか。あまりその評価とかって関係なくて、この人は美味しかったけど、私にはわからないでしょって。私は美味しかったけど、あなたはわからないでしょ、っていうのがいつもあるんで、あまり口コミとかを信用しない人です。

井上キャスター:
いまメンタルはある程度、問題なく?

梅宮さん:
そうですね。あまりメンタルは落ちなかったかもしれないです、ここまで。やっぱりそこは強いってよく言われちゃうんですけど、強いわけじゃなくて、病気の意味を理解したんだと思います。
自分に起きたことっていうのには意味があるから、何で何で何で私ががんにならなきゃいけないの、何で何でっていうのだと、ちょっとやっぱり治療も時間がかかっていっちゃうので、もうそこは受け入れるしかない。
あとはやっぱり覚悟も必要です。私は両方覚悟してます。これは本当に、母にも娘にも言ってるんですけど、もし私がちゃんとして生還できたらこれ奇跡だよって。でもそうじゃないこともあるから、そこは2つ考えてっていうふうには言ってます。自分もそういうふうに言い聞かせて、2つの状態で進んでいきます。

井上キャスター:
でもこうやって公表してくださったことで、多くの皆さんに届いてると思います。

梅宮さん:
私の役割は、私にしかできないこと、私だから言えることっていうことで、梅宮アンナががんになったんだって。アンナちゃんががんなんだから私も頑張れる、みたいな感じで見てほしいと思います。

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<プロフィール>
梅宮アンナ さん(51)
19歳でモデルデビュー
父は俳優の梅宮辰夫さん
29歳で娘を出産
シングルマザーとして仕事と子育てを両立