レスリング メダル11個 大躍進

良原キャスター:
今大会のレスリング、日本勢はメダル11個と大躍進でした。女子は全階級でメダル獲得、男子も5つのメダル獲得となりました。

大躍進の理由について、2016年リオ五輪銀メダリストの太田忍さんは「東京オリンピックに向けた“強化”が大きい。若手選手への強化が更にもう1つ若い世代に行き届き、パリで花開いた」といいます。
またレスリング男子は、ここに至るまで苦戦の連続でしたが今大会では金メダル4個を獲得しました。

【五輪レスリング男子 金メダル獲得数】
・1964年:東京 5個
・1968年 :メキシコ 4個
・1988年:ソウル 2個
・2012年:ロンドン 1個
・2021年:東京 1個
男子の躍進について同じく太田さん聞きますと「ロンドンオリンピック金メダリストの米満達弘氏など、世界で勝利してきた人が、いま指導者になり“世界で勝つ方法”を指導する体勢が整ってきたから」だといいます。
井上キャスター:
競技をする方に聞きますと、高校まではフリースタイルしかないので、大学に入ってグレコローマンに転向する人は少なかったそうです。しかしグレコローマンの競技人口を増やしていったことで今回の結果につながったのではないかとおっしゃる方もいました。
ホランキャスター:
かっこよくて強い先輩方がいると、自分もそうなりたいと思って努力する若い世代が増えて、どんどん盛り上がって、強い選手が出てくるのではないでしょうか。