県内の猛牛がタイトルを懸けて激闘を繰り広げる「夏の全島闘牛大会」で新しい王者が誕生し、闘牛ファンを沸かせました。

「夏の全島闘牛大会」には県内各地の闘牛組合から選抜された20頭の猛牛が出場し10番の取り組みが行われました。

結びの一、番970キロ以下の中量級優勝旗争奪戦では、ここまで負け知らず15戦全勝中の王者「黒獣王(くろじゅうおう)」に実力牛を次々と下し注目を集めている「心美花形(ことみはながた)」が挑みました。



試合開始から5分に差し掛かるころ、心美花形が一瞬のスキをついて王者を打ち倒したものの、負けを知らない「黒獣王」が意地で残します。

しかし最後まで粘りを見せた挑戦牛「心美花形」が力尽きた「黒獣王」を押し込み、29分22秒の超長期戦を制して新王者に輝きました。

夏休み中の開催とあって会場は多くの家族連れらが手に汗を握りながら試合を観戦するなど熱気に沸いていました。
(11日 うるま市石川多目的ドーム 中部通信員 高瀬弘行)