8月12日23時に極大を迎えるペルセウス座流星群。日が沈み暗くなった夜空には多くの流星が確認できます。「流星群を綺麗に撮影したい!」という方もいるかと思いますが、事前に撮影時のポイントをチェックすることを心がけましょう。
ペルセウス座をはじめ、天の川や夏の夜空に浮かぶ様々な星座も見つけられるかもしれません。
「TBS映像取材部」の撮影方法とは!?
配信業務を行っている「TBS映像取材部」とは、普段は事件・事故などの撮影や、企業の会見など、日々ニュースとして流れる映像を撮影する部署です。

そんな中で流星群配信は”心洗われる”数少ない業務の1つです。
高感度カメラや一眼レフカメラを駆使して、夜中の暗い時間でも星座や流れ星を綺麗に撮れるよう日々研究しています。
綺麗に流星群を撮影するには?F値は?シャッタースピードは?
真っ暗な夜空を撮影するうえで撮影設定は大きな要素になります。あくまで参考に、となりますが、いくつかカメラの設定をおさらいします。
【大事なポイント】
まず、撮影にあたって「三脚」は必須アイテムになります。真っ暗な夜空をじっと撮影する際にはシャッターを切る際にわずかなブレも抑えることが必要です。
【カメラの設定】
今回お伝えするのは、「動画」を撮影する際の設定です。
▼シャッタースピード
1/15〜1/20
▼絞り
1.4F
▼ISO
100,000前後
設定のポイントは、「真っ暗な空をなるべく明るく撮影する」という点です。そのため、F値(絞り)はレンズ性能で設定可能な範囲で開放に設定します。また、ISOもカメラの設定で可能な範囲で高くします。静止画撮影の際はISOを低くする人も多いと思います。また、静止画を撮影する際にはシャッタースピードをもっと遅く設定するのが定番かもしれません。
【おすすめのレンズ】
広大な夜空を撮影するため、広角レンズを持参することをおすすめします。今回、TBSの撮影チームが持参するのは、14mmから20mmの広角レンズ。F値も1.4まで設定できるものを準備しています。
【撮影場所】
街灯やビルの明かりを極力避けられる場所を選びましょう。また、車などの光の漏れにも気を付けてください。