子どもや高齢者は要注意!
特に子どもや高齢者は、自分ののどの乾きに気づきにくいそうです。静かに過ごす時でも、1日最低500ミリリットルは水分をとる必要があります。清水医師はコップではなく、内容量がわかりやすいペットボトルで水分をとり、自分が1日でどのくらい水分をとっているか意識することも重要といいます。

清水医師
「熱中症になった時にどうするというより、熱中症になったんじゃないかと気づけることが、1番熱中症の治療かもしれないってことになるのかなと思います」
早めに気づき、対処を徹底することが、命を守る行動につながります。夏バテか熱中症か明確に判断するのは難しいそう。少しでも「おかしい」と思ったらすぐに休む、病院に行く勇気を持つことも大切です。
洋服でできる紫外線対策も

また、夏といえば、紫外線も気になりますよね。紫外線対策の強い味方、UVカット商品を多く取り扱うユニクロ徳山店で聞きました。
どうして洋服で紫外線を防げるのか。ユニクロの場合、生地に紫外線を吸収もしくは反射する加工が施されています。糸自体に「紫外線拡散剤」が練り込まれている場合は、洗濯してもUVカット効果が落ちにくいので、何年も着られそうです。タグに書かれた洗濯方法をしっかり守れば、ふだんの洋服と同じように洗濯できそうです。

最近は、性別や年代にとらわれず紫外線を気にする人が増えてきています。紫外線は、日焼けやシミだけでなく、白内障や皮膚がんなどを引き起こす危険も指摘されています。一方、私たち人はカルシウムの吸収を助けるビタミンDを、食事と紫外線からしか得られないので、紫外線は体に必要なものでもあるんですね。
紫外線を正しく理解し、こうしたUVカット商品を活用しながら、この夏の日ざしとつきあっていく必要がありそうです。