では、正しい距離の取り方は?
松橋警部補
「ハンドルの上に両手を合わせてグッと押していただくようになります。そうするとシートに背中がつくんですが、そのときに肩甲骨と背中全体がシートにつくような、グッとつくような感じであわせていただけたらと思います」
「前のめり」には要注意

ハンドルを持つ手は10時10分と言われていましたが、最近は9時15分ともいわれています。運転姿勢について教習所では、最近、少し変化がみられているといいます。
そうごう自動車学校・三浦大志教官
「どうしてもちょっと前を気にして前傾姿勢になったり、ハンドルを抱え込んだりっていうことが多く見られますかね」
初めての運転でついたクセがそのままになっていることがよくあるそうです。

そうごう自動車学校・吉田日出三教官
「若干っていうか、相当前のめりになってますよね、ひじが邪魔をしてハンドル操作ができない状態になってます。当然うちの教習所でも、こういう運転姿勢はおすすめはしておりません」
この大学生は、身長が車にあっていないわけではなく、十分に手も足も届くはずですが、ついつい前に出てしまうといいます。
大学生
「斜めのところが見えなかったり、かかとがつかなかったりするから前にしてるんですけど、先生の指導であんまり前にしても変わらないことがわかったので、これからつなげていきたいと思います」
三浦教官
「自分自身が乗る車って、一度合わせてしまったらほとんど動かすことがないので、最初にやったっきりっていう方も結構多いと思うんで、いろいろ触ってみて、こう動くんだなとかやってみるのもいいと思います」