8日発表された「巨大地震注意」の南海トラフ地震臨時情報について、地震調査委員会の平田直会長は「地震予知の情報ではない」として冷静な対応を呼びかけました。
地震調査委員会 平田 直 委員長
「(巨大地震注意を受けて)どういうことをやるべきかっていうことについては、それを超えた行動をとられる方も、一部いらっしゃるかなと思います。これはあくまで普段からやるべきことを、もう一度確認するという情報が出たということ」
政府の地震調査委員会は、8日に日向灘で発生した最大震度6弱、マグニチュード7.1の地震に伴う地震活動について、「活動の領域が大きく広がったり移動したりする兆候はない」などとして、8日夜の時点と比べ、プレート境界の変化を示すデータは得られていないとしています。
日向灘で発生した地震に連動して別の巨大地震が発生する可能性は、普段よりも高い状態が続いているものの、8日夜の時点から高まっているわけではないということです。
そのうえで、平田直委員長は、8日発表された「巨大地震注意」の南海トラフ臨時情報を受けた社会の反応について、「一部には、取るべき対応を超えた行動をしている人もいると思う」としたうえで、「この情報は“地震予知”の情報ではない。あくまで日ごろの備えを再確認するという情報だ」としています。
また、9日夜に神奈川西部で発生した地震について、地震調査委員会としての評価はしていないとしたうえで「距離が遠いので日向灘の地震とは関係がないと思う」としています。
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