夕方の地震を受け、初めてとなる「評価検討会」が開かれると、庁内では職員がバタバタと走り回り、対応に追われていました。
「評価検討会」では、地震の専門家らが今回の地震について分析した結果、この地震は南海トラフ地震の想定震源域内で、陸のプレートとフィリピン海プレートの境界の一部がずれたことにより発生したもので、地震の正確な規模を示すモーメントマグニチュードは7.0だったと評価されました。
「巨大地震注意」を発表したことについて、評価検討会の平田直会長は「普段に比べて、巨大地震が発生する可能性が数倍高くなっている」とする一方、「その可能性は数百回に1回程度」としています。
今回発表された「巨大地震注意」の情報は地震予知の情報ではありません。
気象庁は「1週間以内に巨大地震が発生するとは限らないし、逆に、1週間を過ぎてから巨大地震が発生する可能性もある」としています。
今、求められているのは、日頃の地震の備えを再確認することと、自治体などからの呼びかけに応じた防災対応をとることです。最新の情報に十分注意し、冷静に行動することが求められています。
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