4月のアジア選手権優勝は大きな自信につながった

ー日々の練習の成果が、4月のアジア選手権優勝だと思いますが

アジア選手権で優勝したことっていうよりも、自分は世界選手権で負けた選手で、世界選手権2連覇中の選手にリベンジできた、っていうことが自分の中ですごく大きくて

そういった選手にも、自分のレスリング、自分のやってきたことっていうのは間違いじゃない、ってことを勝って確信に繋がったので、本当にすごい大きな自信となりました。

ーこの勝利は、五輪にも繋がりそうですか?

もう絶対繋がると思いますね。やっぱり、自分は香川県で小さい頃からやってきたレスリングっていうのを、今本当に世界に打って戦えるっていうことは、本当に大きな自信にもなっています。

五輪はやっぱり特別な舞台 目指すのは「金メダル」

ー初の五輪出場、他の舞台とは違った思いっていうのはありますか?

レスリングっていうのは、本当にマイナースポーツで、唯一五輪だけが世に出ると言うか、一般の方たちにも注目してもらえる場ということで

全てのレスリング選手が五輪の金メダルっていうものを目指して本当に努力している、そういった舞台なんで、やっぱりそう甘くはないと思います。自分自身もそれだけ人生をかけて五輪に向けてやっています。

ー人生を懸けて臨むパリ五輪、ずばり目標は?

もう、金メダルしか見てないです。五輪以外の試合で勝っても何も変わらない、そういったもので、五輪だけは本当に特別だと思っています。

ー五輪でライバルや意識している選手は?

自分にとっては、誰でもいつでもどんな選手でも、自分の標的だと思っていますし、何より自分は確実に勝てるようなレベルではないので、どんな相手でも、自分は一戦一戦、力っていうのを全部出し切らないと勝てない相手だと考えています。

ー五輪ではどういった戦い方をしたいですか?

自分は相撲をやって育ったので、その相撲を生かしたレスリングですね。前に出る相手を押し出すようなレスリングを得意としていますので

そういった「相撲レスリング」をどんな相手にもぶつけて、1点でも多く相手より取って、最終的に自分が勝てるような試合を作りたいと思います。