大型船によるサンマ漁の解禁を前に8日、大船渡市で出船式が行われました。

色鮮やかな大漁旗を掲げるのは、大船渡市の鎌田水産に所属する6隻の大型サンマ船です。
近年の漁場は北太平洋上の公海となっていて、外国船の操業がすでに始まっています。
このため今年の大型サンマ船の漁の解禁日は、これまでより10日早い8月10日となり、出船も例年より1週間以上早まりました。

家族たちは航海の安全と大漁を祈りながら、別れを惜しんでいました。
今シーズンのサンマ漁は、過去最低レベルだった去年とほぼ同じ水準と予想されています。
8日出港した船団はいったん北海道の港に入った後、漁の解禁に備えます。大船渡への初水揚げは今月下旬を見込んでいます。