岩手県内の水稲の穂の具合=出穂状況は今月5日現在、県全体で89%となっています。平年より3日早く出穂盛期に達しました。

県のまとめによりますと、穂が出た水田の割合がおおむね50%となり、穂が出る盛りの時期を示す「出穂盛期」は過去10年間の平均より3日早い今月1日ごろとみられます。穂が出た水田は今月5日現在、県全体で89%と平年より27ポイントも高くなっています。これは平年よりも気温の高い状態が続いているためで、生育のスピードが早まっているということです。地域別では二戸市や久慈市などの北部地域が95%、北上川下流が90%、北上川上流が84%、宮古市や釜石市などの東部地域が81%となっています。県は高温によりコメが白く濁る白未熟粒のリスクが高まることから、水の入れ替えといった管理の徹底を呼びかけています。