被災地で車を貸し出す事業を行っている一般社団法人が、豪雨被害にあった山形県や秋田県の被災者を支援しようと、不要になった車の寄付を呼びかけています。
寄付を呼びかけているのは、宮城県石巻市に本部のある「日本カーシェアリング協会」で、7日は、JAF=日本自動車連盟の宮城支部から乗用車1台の提供を受けました。

協会は、地震や豪雨などの被災者に無償で車を貸し出す事業に取り組んでいて、8月2日からは、豪雨被害を受けた山形県と秋田県でも貸し出しを始めています。
日本カーシェアリング協会 石渡賢大事業部長:
「車検切れでも大丈夫、そんな車でもしっかり役に立つ仕組みなので、多くの人から寄付について問い合わてもらうと嬉しい」

車検切れなどで走行できない車は、リサイクル業者に引き取られ、業者はそのパーツを販売し、得た利益を協会に寄付しています。協会は、その寄付を活動資金に充てていて、7日に提供された乗用車も今後、引き取ってもらうということです。
被災者に貸し出されるのは、車検まで3か月以上あるなど、条件を満たした車になります。