一方、コメ不足に農家も頭を悩ませています。

【ひうら農場 樋浦幸彦さん】
「こちらがコメの保冷庫になっています。いつもより1か月半くらい早くなくなってしまって、本当は10袋くらい余ってどうしようかと思っている、8月末ごろなんですけど」

燕市のコメ農家 樋浦幸彦さんによりますと、去年からの個人向けなどのコメの取り扱い量は例年と同じだったものの、注文が殺到したため、例年よりも1か月半ほど早く販売するコメが不足。
さらに気温が上がり、コメの消費が落ちるはずの6月から今月にかけても異変が…
【ひうら農場 樋浦幸彦さん】
「注文が入ると、印刷して出すのですけれど、もう一気に(注文が)入ってしまった。7、8月は暑いので減るが、減らずにきている、おかしいなこれはと…」
コメの不足に焦る消費者から問い合わせが相次ぎ、6月からの注文数は例年の1.5倍ほどに。しかし肝心のコメがないため…

【ひうら農場 樋浦幸彦さん】
「さすがにこの前久しぶりに電話くれた方に『すみません。ちょっとなくなってしまった』とお断わりしました。『新米出たら、またご連絡します』と言いました」
先月末から新規の注文は断っています。
【ひうら農場 樋浦幸彦さん】
「なくなるのは相当凶作というか、不作だったんだなと、今になって実感しています。多分10年に一度だと思います。お断りした方にまた再度喜んでもらえるように努めていきます」
気になる今年のコメの生育については、「今のところ順調だ」ということで、8月末には収穫が始まる予定です。
