新型コロナの後遺症について、大分県が実施した調査でおよそ3割の医療機関が後遺症とみられる患者を診療したと回答しました。

大分県は今年6月、新型コロナを診療する医療機関558か所を対象に後遺症の調査を初めて実施しました。403の医療機関から回答がえられ、後遺症の疑いがある患者を診療したことが「ある」と答えたのは33パーセント、「ない」と回答したのは67パーセントでした。

症状で最も多かったのが咳や息切れといった呼吸器・循環器症状で延べ161か所で経験。次いで疲労や倦怠感といった神経・精神症状で158か所となっています。また、味覚・嗅覚症状や筋肉痛といった痛みの症状も報告されています。

県は今後、感染経験のあるおよそ2000人を対象に後遺症の有無などを調査し今後の支援に役立てる方針です。