秋田県では3日、「秋田竿燈まつり」が始まり、連なった光の稲穂が来場者を魅了しました。

秋田市中心部の「竿燈大通り」では午後7時から、竹竿に提灯をぶら下げた竿燈が稲穂のように揺らぎながら夏の夜空を照らしました。今年は町内会や企業など計68の竿燈会が、去年より7本多い263本に灯りを点しました。竿燈は最も大きいもので長さ約12メートル重さは50キロほど。「どっこいしょー、どっこいしょ」のかけ声と、太鼓や軽快な笛のお囃子が響き渡る中、差し手と呼ばれる演技者が手のひらや額などに竿燈を乗せると観客から拍手が湧きました。竿燈まつりは6日まで開催され、4日からは差し手とはやし方が技を競い合う「妙技大会」が行われます。