ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから今月24日で半年です。国連によりますと、ウクライナで死亡した市民は5500人を超えました。また、鹿児島県によりますと、県内では18人が避難しています。鹿児島での生活を続けるウクライナ人に今の思いを聞きました。
先月20日、鹿児島空港に到着したのは、いずれも20歳のヴォズニュク・カテリナ・オルハさん、ヴォロシュチュク・ヴィクトリアさん、ディシュカント・アンナ・マリアさんです。
3人は、ウクライナ西部のリビウとテルノーピリにある大学で日本語を学んでいましたが、大学もロシアによる攻撃を受け、日本に避難することを決めました。そして、飛行機でおよそ20時間かけて鹿児島に到着し、受け入れ先の専門学校の職員の出迎えを受けました。
Q.日本で何がしたいですか?
「勉強したい、写真をたくさん撮りたい。(今のウクライナで)勉強するのは難しい。ウクライナのことがとても心配。(日本に来られて)うれしいです、でも悲しいです」
今月3日、3人は鹿児島市の専門学校の日本語科のクラスメイトと初めて対面しました。
「初めまして。ウクライナから来ました」
「趣味はアニメ見ること」
ミャンマーやネパールなど、各国出身の13人の学生が通う日本語科。3人は早速、打ち解けた様子でした。
(ウクライナ出身で鹿児島市在住 郡山虹夏さん)
「ウクライナの特徴、なにしても明るい。何があっても笑顔で向き合う人が多い。メンタルが心配だから、サポートしたい」
この日は、新たな住まいも見学しました。ホッとしたのか、感極まる場面も。
そして、今月24日。3人は1か月のホテル生活を終え、引っ越しの日を迎えました。家具は職員の知人らから譲り受けたもので、日用品や布団、食料品は県内外の企業などが無償で提供してくれました。
(ディシュカント・アンナ・マリアさん)
「物資をくれた人々や企業に感謝しています。ありがとうございました」
鹿児島に到着してからおよそ1か月、少しずつ生活は落ち着いて来たものの、ウクライナでは未だ民間人の死者も増え続けていて、現地に残っている家族への心配は尽きないと言います。
(ヴォロシュチュク・ヴィクトリアさん)
「毎日家族のことがとても恋しい。たまに、家族に会えるのはあれが最後だったかもしれないと思ってしまう。遠く離れているし、安全な場所にいるかどうか、大丈夫なのか、そう思ってしまうのが怖い」
鹿児島でも、ウクライナで起きていることにもっと目を向けてほしいと話します。
(ヴォズニュク・カテリナ・オルハさん)
「ウクライナで起きていることを、もっとみんなに伝えてほしい。そうすれば、みんなもそのことについて話すし、それが今の状況の助けにつながるかもしれない。
鹿児島、そして日本にウクライナ人を受け入れて支えてくれて、私たちの安全を守ってくれることにとても感謝します」
県によりますと、県内では今月24日現在で18人がウクライナから避難しています。言葉や生活習慣の壁を乗り越えられるよう、県や様々な団体がサポートを続けていますが、ロシアによる侵攻が続く中で、先が見通せない避難生活を続けています。
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