奥州市で3日と4日、カヌーの「ジャパンカップ」が開催されるのを前に、選手たちが会場で公式練習に臨みました。

カヌージャパンカップは国内トップクラスの選手が、全国5か所の会場を転戦しながら行う大会です。


3日と4日の2日間、奥州いさわカヌー競技場で急流を下るスピードを競う「ワイルドウォーター」の第4戦とポールをかわすテクニックを競う「スラローム」の第3戦の2種目が行われ、延べ90人が出場します。

(記者リポート)
「選手たちは激しく水しぶきを上げながら、コースの感触を確かめ、あすの本番に向けて調整しています」

2日はそれぞれの種目の公式練習が行われ、「ワイルドウォーター」に出場する紫波町出身で、去年の鹿児島国体で準優勝した山田茉未選手も本番に向けてコースを確認していました。


会場となる奥州いさわカヌー競技場は、全長250メートル、高低差4メートルで胆沢ダムからの豊富な水量と速い流れが特徴の国内屈指のコースです。

(山田茉未選手)
「波も高くてスピード感がある面白い競技だと思いますので、いい漕ぎをして皆さんに面白いなと思ってもらえるように頑張りたいと思います」

また「スラローム」には、水沢高校1年生で奥州ジュニアカヌークラブ所属の千田太陽選手が出場します。

(千田太陽選手)
「設置されているゲートをできるだけ通って、練習で言われていることをしっかりやっていきたいと思います」

カヌージャパンカップの競技は「ワイルドウォーター」が3日、「スラローム」が4日行われる予定で、大会は無料で観戦することができます。