ナチュラリストも「虹をみるより珍しい」

また、彩雲は、別名「慶雲」「景雲」「瑞雲」「紫雲」とも呼ばれます。鎌倉末期の「阿弥陀二十五菩薩来迎図」という仏画がありますが、阿弥陀様を中心にして、大勢の菩薩が雲に乗って降りてくる様子が描かれています。

この雲が「紫雲」で「亡くなった人を極楽浄土へ迎えるため、仏様が乗ってくる」といわれています。 こうした言い伝えもあり「紫雲」は昔から良いことが起きる前ぶれの一つと言われています。

立山のナチュラリストも、“極楽浄土の山”にこの雲が出ると吉兆のサインだということで、虹を見るより珍しいということです。

吉兆のサインなのか…極楽浄土の山 “浄土山” で輝く「彩雲」