新型コロナウイルスの感染について、高知県内では引き続き高い水準となっています。また、7月1日から29日までの救急搬送の件数が、新型コロナウイルスの流行が始まって以来、最多となっています。

県によりますと、7月22日から28日までの1週間に、県内44の定点医療機関で新たに993人の新型コロナウイルスの感染者が報告されました。前の週に比べて、33人減少していますが、一医療機関あたりは22.57人と、引き続き高い水準となっています。

また、7月1日から29日までの県内での救急搬送件数は4000件と、2023年の同じ時期と比べておよそ200件増えていて、新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以降、最多の件数となっています。これは、熱中症による搬送が増加していることも影響しているということです。

今後も感染拡大や気温が高い状態が続くと、救急医療機関の受け入れ体制がひっ迫し、搬送先の選定がより困難になることが予想されます。

県は引き続き、手洗いや十分な換気、密接、密集、密閉といったいわゆる「三密」を避けるなど、基本的な感染対策を呼びかけています。