そして、調理場はさらなる灼熱の場に。フライヤーの前に立つ山村さんの額からも大量の汗が吹き出します。暑さとの闘いは1日続きます。

記者――どれくらい水を飲みますか?
山村八重美さん:「2リットルと言わないくらい必ず飲みます」
プールがオープンしてから30年間、揚げ場に立ち続けている山村さん。自慢の味をこれからも家族で守り続けていきたいと意気込みます。

山村八重美さん:
「から揚げを持った瞬間ににっこり笑ってもらえるとよかったという感じですね。『暑い中、揚げて大変ですね』と声をかけてもらい、みなさんが買っていただけるのでがんばって揚げます」
この日は用意していたから揚げは完売し、午後5時半に営業終了。9時間に及ぶ奮闘に困ぱいしながらも、笑顔を忘れない山村さん。暑くて熱い夏は、これからも続きます。