地元・佐渡市は世界遺産登録を目指し20年以上にわたって、活動を続けてきました。

佐渡市民
「嬉しいだけです。この日を待っていた。この時を待っていた」
「時間がかかりましたけど、きょうこの場で登録と決まったので、非常に嬉しく思っています」
「これによって人が増えて活性化していい島になってくれれば」

新潟市中央区の佐渡汽船のターミナルやJR新潟駅など各地で号外が配られました。

号外を受け取った人
「今まで登録されてほしいなと思っていたから、すごくうれしいです」
「『佐渡金山、世界遺産に』やった」
「いいところで、みんなにいっぱい来てほしいし、また今度行ってみたい」

佐渡島の金山をめぐっては、委員国のひとつである韓国が、戦時中に朝鮮半島出身者が「強制労働をさせられた」と主張し、登録に反対してきました。

しかし、日本政府関係者などによりますと、朝鮮半島出身の労働者が鉱山で働いた歴史を展示することなどで、「韓国側の理解が得られた」ということです。

世界文化遺産の登録は国内では21件目で、自然遺産も含めると26件目となります。