▽中田さん 「家によって特徴はあるのですか?」
▽知念さん 「昔の型紙の資料集を見ると、この型紙はうちの知念家で作っていたんだな、この型紙は向こうの知念家なんだな、城間家なんだなというのが」

紅型の歴史を深く尋ねる中田さん



▽中田さん 「クセじゃないんだけどあるんですね」

紅型の歴史や知念家のルーツに関心を寄せる中田さん。紅型を実際に体験してその技術に触れます。

▽知念さん 「押さえ気味ではなく、ちょっと浮かせ気味に…」

紅型を実際に体験

▽中田さん 「やってみて初めて難しさが分かります」「両面!?手間がかかるなー!」
▽知念さん 「表裏全く同じ仕事を交互にやっていくんです」


▽知念さん
「楽しかったです。中田さんは紅型だけじゃなくてほかの型染めとか、染め物しかり、ものづくりの現場を見てきていらっしゃるので」「もっと知ってほしいというワクワクを持ってお話はさせてもらいました」

中田さんと知念さん。「文化」に対する考えに、共通するものがありました。

文化とは 2人に共通する言葉 “生活の集積”

▽知念さん
「ものづくりしかり、その土地の文化というのは、先に“文化歴史”だからやるのではなくて、やってきたことがいつの間にか文化歴史になっていると感じていて」

文化とは“生活の集積”と語る2人


▽中田英寿さん
「本来は文化というのは生活の集積なので、どんな歴史なのかとか、どういう自然体系で何が採れるからこれを作っている、というものは必ずあるので、生活をどのように積み重ねてきたのかを見ることがすごく大事だと思います」

営みの延長線上に築かれた伝統に触れ、沖縄の暮らしの一端を感じている様子でした。(黒島ゆりえ)