政府は医療機関や保健所の負担を減らすため報告する医療機関を指定する「定点把握」に変えるなどの見直しを検討している。しかし、対象患者を限定した場合すべての患者に目が行き届かなくなるほか、重症化率の把握が難しくなるなどの課題も少なくない。

山本院長「正直、僕たちのクリニックとしては、その手間が少し減るのは少しいいことですけど、全数把握がなくなると、保健所が全員追えるかという問題はある」

◆コンビニで接種証明書を発行

一方、自治体の負担を減らすサービスはすでに始まっている。今月17日から新型コロナワクチンの接種証明書が大手コンビニエンスストアのセブン-イレブンで取得できるようになった。

これまでは各市町村の窓口で発行するか、スマートフォンのアプリで電子版を表示させる必要があったものだ。マイナンバーカードを端末に読み込ませ、1通120円で時間は午前6時30分から午後11時まで利用できる。