長野県内は厳しい暑さとなり、佐久市では観測史上最高の37.5度を記録するなど、30の観測地点のうち12の地点で35度を超える猛暑日となりました。

記者:「ギラギラと夏の日差しが照りつけ焼けるような暑さです、松本駅前の温度計は40度を示しています」

最高気温が36.6度となった松本市では、道行く人が携帯の扇風機を顔に当てたり、アイスを食べたりしながら暑さをしのいでいました。

名古屋から来た人は:「今市内歩いてきましたけど、暑くて暑くて『死んじゃう』、水辺がいっぱいあるので水辺をめぐって子どもたちと遊んでます」

東京から来た人は:「35年くらい前に(松本に)住んでいて、涼しいイメージで来たが暑くてびっくりしました、東京も暑いけど松本も暑いです」

猛暑日の中ですが、ジョギングをする人もいました。

話を聞くと、名古屋から来ていて「ぜんぜん名古屋より涼しいので大丈夫、熱中症対策で途中で飲み物を飲んでいる」と言います。10キロ走ったそうです。

気象庁などは、2日連続で県内に「熱中症警戒アラート」を発表。

消防によりますと、23日は熱中症が疑われる搬送が20件あり、10代から90代の男女7人が中等症、13人が軽症です。

県内では、飯田市南信濃が38度、上田37.7度、佐久で観測史上最高の37.5度、長野市で35.9度を観測しました。

長野市のプールには、夏休みに入った子どもたちや親子連れが訪れ、水遊びを楽しんでいました。

プールでも休憩時間には水分補給など熱中症対策をしていました。

一方、24日の予想最高気温は飯田で32度、松本で30度長野で29度など、23日よりも暑さは和らぎそうです。

一方、県内は23日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、落雷や竜巻などの突風、局地的な激しい雨などに注意が必要です。

24日も台風第3号の影響などで大気の状態が不安定となる見込みで、気象台は予想より雨雲が発達した場合は大雨警報を出す可能性もあるとしています。