「県営スケート場一帯」か… 「セントラルパーク」か…

新病院の建設候補地を話し合う21日の「有識者会議」では、県の説明を基に出席者が、課題となっている交通や医療体制について意見を交わしました。
有識者会議では、県の担当者が統合新病院を建設する候補地の「県営スケート場一帯」と「青い森セントラルパーク」のメリット・デメリットを記した資料を基に出席者に説明しました。
県が示した資料のうち、どのくらいのお金がかかるのかについて見てみると…

▼県営スケート場一帯の場合
163億円と見込まれています。スケート場を移すことになるので、その整備費用が最も多くかかり88億円、サンドームの整備に42億円、そのほか、道路整備や橋の改修も盛り込まれています。

▼セントラルパークの場合
323億円以上と見込まれます。スケート場一帯案に比べると、ほぼ2倍の金額です。内訳は、八甲田大橋からのアクセス道路に115億円、新しい駅の整備に100億円以上、スケート場やサンドームの改修費合わせて69億円が盛り込まれています。

候補地を選ぶに当たっては新病院へのアクセスもポイントになりますが、21日には消防の担当者から、県営スケート場一帯付近の入り組んでいる道路の構造による問題点を指摘する声が上がりました。

青森地域広域事務組合 村上 靖 消防長
「環状7号線は、令和3年(2021年)から3年間で164件の交通事故による救急出動があり、そのほとんどが交差点周辺で発生しています。また、一般車両がある程度、スピードを出して走行している状況であり、条件が揃ってしまえば搬送中の傷病者を巻き込んだ大事故につながる可能性も非常に高い」














