災害が起きた時に、ペットと飼い主が一緒に避難するための訓練セミナーが、21日に山形市で開かれ、移動方法や避難所での過ごし方など気を付けたいことが伝えられました。

フェアウェイペットメモリアルパーク 渡辺千穂チーフマネージャー「苦手なものって本当にそれだけで嫌だって思うくらい嫌になる。それが犬と猫を飼っていない人の気持ち。意地悪しているのではなくて、本当に怖くて嫌なんですよ」



ペット同行避難訓練が、山形市のペット霊園、フェアウェイペットメモリアルパークで行われました。



訓練では、セミナーを開いた渡辺さんが、東日本大震災で経験した避難所でペットが受け入れられなかった状況を語りました。

伝えたいのは周りに迷惑をかけないこと。

そのため講話では、避難所での配慮として、犬がケージに入っても吠えないようにするトレーニング方法が伝えられたほか、アレルギーのチェックを呼びかけました。

「みなさん地震です。落ち着いてください。自分の身のまわりが危なくないか見てください」

また、地震を想定した訓練も行われ、30度を超える暑さでアスファルトを歩くときは動物も足をやけどする可能性があり、靴やケージに入れての避難が必要だということです。



参加者は「歩かせればいいんでしょうけど、地面が暑くて、靴も考えてみようかな。うちの子持病があるから、薬のローテーションも教えていただいた」

参加者は「色んな状況の中で、そのまま大人しくしていられる自信がないなと思った。普段から準備していればいいのかな」

フェアウェイペットメモリアルパーク 渡辺千穂チーフマネージャー「開かれた避難所を望むのであれば、飼っている私たちが開いていかなくちゃいけない」

「迷惑をかけないのはもちろん、嫌なことをしない、そこに気づけるか気づけないかが第一歩かな」