広島と長崎の原爆の日を前に、東京で犠牲者を追悼するつどいが22日、営まれました。

葛飾区の会場近くにある慰霊碑の前では、厳しい日差しのもと、都内在住の被爆者らが黙とうを捧げ、花を供えました。

この後、開かれた東京都主催の原爆犠牲者追悼のつどいには、小池都知事など約160人が参列しました。
この中で広島で1歳9か月の時に被爆した 木村一茂 さんは、両親から聞いた話をおよそ20分間、語りました。木村さんは母、姉、生まれて間もない弟と一緒にいた現在の広島市西区己斐の自宅で被爆。弟は下痢を繰り返して栄養失調になり、翌年5月に10か月の生涯を閉じました。

木村一茂 さん
「母は弟のお棺に『あなたが大事に遊んでいたおもちゃを入れてあげたよ』と話していました。私は弟の記憶がまったくありません。弟が生きていたらどんな人生を歩んだろうか、私とどんな話をしたんだろうかと今でも思わずにはいられません」
東京都の被爆者はことし3月末時点で3557人。10年前から2700人あまり減っています。














