全国で相次ぐ花火大会の“中止”
鎌倉の花火大会はクラウドファンディングで成功しましたが、全国では物価の高騰や人件費の高騰などによる財政難で中止になる花火大会が相次いでいます。

3000発が打ち上げられる「草加市民納涼大花火大会(埼玉・草加市)」は花火代や警備費などの高騰のために中止。
長野県諏訪市で開催されている「全国新作花火競技大会」は、例年1万8000発もの新作花火が打ち上げられていましたが、安全安心に開催するために要する開催費用及び運営体制の確保が困難という理由で、数年にわたって中止になっています。
一方で、“縮小してでも・・・”というのが埼玉県小川町で行われる七夕まつりの花火大会。打ち上げ時間を1時間から15分、200発と規模を縮小してでも開催をするということです。
安斎さんは、「花火はほとんどの人が無料で見られるものと思っていたが、もう今や花火大会の主催者たちはお金の問題に奔走している」と話します。
コメンテーター 栗栖良依:
「私も自分でイベント企画運営する立場なので、花火大会がどれだけ大変かってのはすごく想像がつきますし、やっぱ1回中止しちゃうと再開する時にもっとエネルギーが要るので、それが大変っていうのもすごくよくわかりますね」
恵俊彰:
「あとやはり、職人の皆さんを技術を守っていく」
コメンテーター 副島淳:
「我々もちょっとアップデートしていかなきゃ駄目ですね。昔から花火大会は無料で見られるものというのが文化としてあったので、“お金払うのってどうなの?”みたいな意見とか、格差の問題とかもあると思うんですけど、“大会一つやるのも本当に大変なんだよ”っていうのをちゃんと言っていって、皆さんの夏を鮮やかにするためにっていうことで全席有料とかやっていかないと」
安斎さんは、「アイドルのコンサートに行ったり、テーマパークに行ったりするのと同じ。花火を見るのは、有料が当たり前の時代が来る」と花火大会は今後変わっていくと話します。