戦時中の市民の暮らしぶりを物語る資料から、当時を振り返る企画展が釜石市で開かれています。

この企画展「銃後のくらし-釜石はどう生きたか」は、釜石市郷土資料館で7月12日から開かれていて、戦時中の暮らしを物語る生活の道具や資料など60点あまりが展示されています。


食糧難が厳しさを増す中で、県が家庭に配布した「野草の食べ方」には、道端や原野に生える野草の調理や保存の仕方が説明されています。


また、陶器でできた湯たんぽは、武器の製造に必要な金属の不足を補うため、金属でできた湯たんぽまで国に差し出さざるを得なかった金属回収の歴史を知ることができます。

この企画展は釜石市郷土資料館で9月8日まで開かれています。